普段、在宅生活をされている方々が、介護者様のご病気等で生活が困難になった際などに、一時的に入所施設を利用していただくサービスです。入浴、排泄、食事等の介護・その他の日常生活上の援助・機能訓練を実施し、特別養護老人ホームサービスと同様、ご利用者様の心身の機能の維持を図ります。また、定期的な面談等により、ご利用者様のご家族の身体的・精神的負担を軽減します。入所中は、特別養護老人ホームをご利用の方と同様の介護サービスを受けることができます.
どんな時にショートステイを利用したらいいの?
ショートステイ(短期入所生活介護)は、要介護者のためのサービスである以上に、介護を行っているご家族のためのサービスだと私たちは、考えています。介護する側が体調を崩してしまったり、旅行や冠婚葬祭、出張などで不在のときはもちろん、介護を一休みしたいというときにも利用することで、日頃、介護のために疎かになりがちな自分の時間を持つことが可能です。
長年一緒に暮らしてきた自分の親を介護している場合でも、24時間365日体制で一緒にいると、どうしてもストレスが溜まってしまうものです。また、ご本人もご家族も家族だからこそ、感情的に接してしまう事があると思います。そのため、ご本人と介護者の双方の気分転換をはかるという意味でも、状況が許すようなら積極的にサービスを利用することをオススメします。1〜2週間以上連続してサービスを利用するような場合は、ときどき面会に行ってコミュニケーションをはかることで自宅に戻ってからの関係性をより保ちやすいと思います。
高齢になるにつれて、環境の変化への適応は難しくなります。将来的に特別養護老人ホームなどへの入居を考えているようなら、集団生活の練習という意味でもショートステイを何回か利用してみると良いでしょう。最初は、環境が変わるのを嫌がっても何回か短期入所を繰り返すうちに、次のショートステイを心待ちにするようになったという話も、珍しくありません。